住宅の基礎工事を検討する際、「どの工法を選べばいいのかわからない」「地震に強い基礎を作りたいが費用も心配」といったお悩みをお持ちの方は多いのではないでしょうか。
特に滋賀県は琵琶湖西岸断層帯をはじめとする活断層が存在し、地震リスクへの備えが欠かせない地域です。そんな中、注目を集めているのが国土交通大臣認定を取得した「bDパイル」という鋼管杭です。
本記事では、bDパイルの特長や従来工法との違い、どのような建物・地盤に適しているのかを詳しく解説します。安全性・経済性・環境配慮を兼ね備えた基礎工事をお考えの方は、ぜひ最後までお読みください。
bDパイルとは?国土交通大臣認定の回転埋設鋼管杭

bDパイルとは、国土交通大臣の認定を受けた回転埋設鋼管杭のことです。建物・工作物・土木構造物などの基礎として使用され、その安全性と信頼性が国によって正式に認められています。
国土交通大臣認定とは
国土交通大臣認定とは、建築基準法に基づき、杭の支持力や信頼性、確実性について国が審査・認定する制度です。bDパイルはこの厳格な審査をクリアしており、砂・礫・粘土の各地盤について認定を取得済みのため、あらゆる建物に採用することができます。
12種類の組み合わせから最適な設計が可能
bDパイルは、建物の用途や施工条件、地盤の状態に応じて12種類の組み合わせから最適なパイルを選定し、設計することができます。画一的な工法ではなく、現場の状況に合わせたオーダーメイドの基礎設計が可能な点が大きな特長です。
bDパイルが選ばれる6つの理由
bDパイルが多くの住宅・建築物の基礎工事で採用されている理由を、6つのポイントに分けてご紹介します。
コストを抑えながら高品質を実現
bDパイルの大きなメリットは、地盤調査に基づいて必要な長さの杭を必要な数だけ専用工場で製作する点にあります。これにより、余分な材料費や無駄な工程を省き、経済的な施工を実現しています。
また、鋼管杭以外の特別な資材が不要なため、工期も短縮でき、施工費を抑えることができます。「品質は妥協したくないが、費用も気になる」という方にとって、バランスの取れた選択肢といえるでしょう。
環境に優しい施工方法
近年、建築工事においても環境への配慮が求められるようになっています。bDパイルを使用した施工は、従来の杭工法と比べて環境負荷が低いという特長があります。
低振動・低騒音で近隣への影響を最小限に
bDパイルは回転させながら地中に埋設する工法のため、打撃による振動や騒音がほとんど発生しません。住宅密集地での施工や、住みながらの沈下修正工事など、周囲への配慮が必要な現場でも安心して施工できます。
排出残土ゼロで土壌・地下水を守る
従来の杭工事では、掘削した土を搬出・処分する必要がありましたが、bDパイルは排出残土が発生しません。これにより、土壌や地下水を汚染するリスクがなく、環境保全の観点からも優れた工法です。
bDパイルを使用した施工は、低振動・低騒音で排出残土がないため、住宅街や環境に配慮が必要なエリアでも安心して施工できます。土壌や地下水を汚さないクリーンな工法として、環境意識の高いお客様からも選ばれています。
bDパイルを活用した工法の種類
bDパイルは単体での基礎工事だけでなく、様々な工法と組み合わせて使用されます。ここでは、代表的な活用方法をご紹介します。
SP免震基礎工法
SP免震基礎工法は、bDパイルを使用した世界初の免震装置なしの免震基礎工法です。従来の免震構造はローラーやゴム、ダンパーなどの免震装置を使用しますが、SP免震基礎工法は地震動の発生源である地盤に直接アプローチします。
鋼管杭の優れた弾性と靭性を活かし、地震による揺れを抑制する設計が特長です。免震装置の維持管理が不要なため、長期的なコスト削減にもつながります。
PUBB工法(地盤沈下修正工事)
PUBB工法は、bDパイルを使用して傾いた住宅を基礎ごと元の状態に戻す沈下修正工法です。杭を反力にしてブラケットで直接基礎を引き上げ固定するため、再沈下の恐れがありません。
無振動・無騒音で施工できるため、住みながらの工事も可能。床を剥がす必要もなく、日常生活への影響を最小限に抑えながら、家の傾きを修正できます。
滋賀県の地盤特性とbDパイルの相性
滋賀県は琵琶湖を中心に、周囲を山地に囲まれた地形をしています。琵琶湖周辺の低地部には軟弱な地盤が多く存在し、住宅建築においては地盤対策が重要な課題となっています。
軟弱地盤ほど効果を発揮する特性
一般的に、軟弱地盤ほど地震による被害は大きくなる傾向があります。しかし、SP免震基礎工法では軟弱地盤ほど建物に伝わる揺れが小さくなり、免震効果が高まるという特長があります。
琵琶湖西岸断層帯をはじめとする活断層が存在する滋賀県において、地盤の弱さを逆に活かせるこの工法は、地震対策として非常に有効な選択肢といえます。
液状化リスクへの対応
地震時に懸念される液状化現象に対しても、bDパイルは有効です。支持層までしっかりと杭を到達させることで、液状化による建物の沈下・傾斜リスクを軽減します。
滋賀県は琵琶湖周辺の軟弱地盤や、活断層による地震リスクが存在する地域です。bDパイルとSP免震基礎工法の組み合わせは、軟弱地盤ほど免震効果が高まるという特性を持ち、滋賀県の地盤特性に適した工法といえます。
bDパイル施工の流れ
bDパイルを使用した基礎工事は、以下の流れで進められます。
地盤調査から設計・製作、施工まで一貫した体制で進めることで、無駄のない効率的な工事が可能です。
bDパイル・ブレードパイル施工は近畿圏で山口土木へ
滋賀県甲賀市を拠点とする山口土木は、協会より認定を受けた近畿圏内で唯一のbDパイル・ブレードパイル施工販売業者です。1979年の創業以来、住宅基礎工事を中心に豊富な実績を積み重ねてきました。
bDパイル・ブレードパイル施工販売のほか、SP免震基礎工法、PUBB工法による地盤沈下修正工事、外構工事、土木工事など幅広い工事に対応しています。住宅基礎工事は滋賀県内、bDパイル・ブレードパイル施工販売は近畿圏(東海・北陸地方は応相談)で承っております。
「地震に強い家を建てたい」「傾いた家を直したい」「信頼できる基礎工事業者を探している」という方は、お気軽にご相談ください。地盤調査から施工まで一貫して対応し、お客様の大切な住まいをしっかりと支える基礎工事をお届けします。






